北総ロザリオ文芸部

タイトル一新です。離婚(予定)後の自由満喫と今までの回想録(メモワール)

梅雨冷えにやられ、エキナセアの出番です

朝、目が覚めたら頭痛に気付き、

次の瞬間鼻がつまって喉にヒリヒリとした違和感・・・

 

完璧、風邪ひきました。

思い当たる節がいくつかある。

アーシャは一晩中ほぼ起きているので、気晴らしの為部屋の何処かの一箇所だけほんの少し窓を開けている。

(防犯上よろしくないので、網戸ロックを上下に、窓ロックをかけていますが、単身の若いお嬢様がたは決して真似はしない方が身のためです)

そういう冷えた夜気が入り、すっかり凍える羽目に。

 

こんな時こそ、魔女の知恵。

ハーブティーとアロマオイルの出番です。

 

ハーブティーエキナセアカモミール、エルダーフラワーに自前のフレッシュタイムを鉢から少々、蜂蜜を入れて完成。

 

 

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エルダーフラワーを入れるとほんのり甘くなるので、甘すぎると感じる人は蜂蜜なしでもOK.

エキナセアは本当に頼りになるので、イギリス、ドイツに居た頃からずっとお世話になっている。イギリスにはどのスーパーにも自社ブランドの安価な感冒タブレットやティンクチャーがある。

至るところにある町の自然派系ドラッグストアでエキナセアはとっても気軽に買え、化学薬品を使用していないので安心だった。

はじめてオーガニックなドラッグストアでエキナセアを買った時、インド系もしくはパキスタン系のスタッフから、

「風邪ひいたの?」

「うん、友人からエキナセアがいいと聞いたので・・・」

「じゃあ、これも持っていって。無料(フリー)だから。」

 

と、紙袋にいくつかハーブティーを入れてくれた。

カモミールやエルダーフラワー、ベリーもある。

「Take care!( お大事に)」

その時にいただいたジンジャーレモンとカモミールのお茶がすごく美味しかったのは覚えている。

驚くことにインフルエンザにかかった際に病院へ行けず(年末だった)とも、タブレットを1日飲んだだけで熱が下がり、2日目には頭痛もなく、3日目には普通に起きて家事もした。

植物なので、あくまで民間療法と片付けられるし、

効き方は個人によるし、ではまったく副作用がないのかと問われると何とも言い難いが、

少なくともワタシが自分自身を人体実験した結果で得たのは、

どんなに投入してもなかなか治らない不満ではなく、安心感だ。

実はその時のエキナセア体験での衝撃が強すぎて、ワタシはあれ以来極力化学的なもので処方されたものは避け、基本は栄養とハーブと安静に努めることにしている。

どうしても現代社会で生きているワタシ達は、仕事と時間に追われ、即効性のある栄養ドリンクで風邪薬を流し込むのが手っ取り早いと思っている。

欧州では日本の風邪薬の倍以上の種類のハーブティーやティンクチャーが並び、ワタシ達を癒やしてくれるのだ。

医薬品に関しては、戦前の日本は医術的なものをドイツからかなり学んでいるはずだけど、

そのドイツでさえ、風邪をひいたら薬ではなくハーブをすすめてくる。ワタシ達が玉子酒や梅干し茶、葛湯や蜂蜜漬け大根のシロップを飲むのと同じように、

彼らの生活はハーブとともにある。

 

ドイツで同じドイツ語コースに通っていた東欧からきたバーバラは、風邪薬を一度も買ったことも飲んだこともないと言ってワタシを驚かせたが、その何倍も彼女も驚いていた。

「だって、ハーブやスープを飲めばいいことよ。」

 

さしずめ、日本ではこんな感じかな?

「なんで薬なんか飲むの?

生姜スープや玉子酒を飲めば大丈夫よ!」

 

なんか、字面がカッコ悪いけど妙なほっこり感だけは伝わるかも。

 

 

 

フルトンとともに、図書を漁りに。

今週のお題「雨の日の楽しみ方」

 

ロンドンに住んでいた頃、一週間のうち半分は必ず散歩をすることを自分に課していた、と言うか自然に体がそう動いた。

期間限定の少し長いホリディなんだからと、

出不精のワタシはなんとか自分を奮い立たせ、今日はコヴェントガーデン、明日はケンジントン、その次の日はグリニッチ(天文台や美しい旧王立海軍大の建造物がある。マーケットも売り)・・・とバスや電車を駆使しながら、とにかく歩いた。

「一時的な居住者」というお気楽なスタンスでいられる毎日は素直に楽しくて、

ワタシは雨の日も出かけた。

と言うよりも、ロンドンは静かに降る霧雨のような日が多い。

一日中降るというよりも、降ってはやみ、また降るの繰り返し。全体的に灰色の空のイメージは拭えない。霧の町というよりは、雨の町だ。

そんな土地で「晴れたらお出かけ」は有り得ない。

雨でもなんでも出かけられる時は出かける。

霧雨みたいな雨なので、基本は傘をささずにパーカーのフードをかぶればOK!

(まったくオシャレじゃないけど、オシャレな人はフードを被ってもオシャレなのだ)

しかもロンドン中を縦横無尽にバスも地下鉄も走り回っているお陰で、

もし雨に振られたら地下鉄の駅にもぐりこみ、あるいはやって来たバスに飛び乗りと、勝手気ままにやり過ごす。

(ワタシがいた頃は、バス、地下鉄ともに乗車賃にゾーン毎の上限があり、ロンドンの規定ゾーン内での移動なら上限金額以上には運賃は発生しない仕組みでとても助かった※調べたら今でもそうでした※)

 

そんなある日、友人から

「フルトンの傘、知ってる?」

と聞かれた。どうやら彼女のお気に入りで、ロンドンのメーカーらしい。

早速検索し、そのフォルムにやられた。

バードケージ(鳥かご)というタイプの傘が素晴らしく、傘は貴婦人のアクセサリーだった頃(何百年前だ)の欧州の美意識を感じる。

とはいえ、その場に居たら居たで「いつでも買える」という奢りから、

ロンドンを離れデュッセルドルフに移る際にすっかり失念していたワタシはものすごく後悔した。

 

そして何故か最近、Amazonでなくなりかけた精油を購入しようとした時に目の端に映ってしまった、フルトンのバードケージ。

長い時を経て(と言っても5,6年だ)再会したフルトンを諦めきれず、ついポチリ。

 

 

 

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これぞまさしくバードケージ。瑠璃色の小鳥さんが古臭くて愛らしい♡

気分上がるわ〜♡♡♡

こんな傘さして、ニタニタしながら雨の中をふらふらしてる気味の悪いオバサンがいたら、それはきっとワタシです。ごめんなさい。

 

そして今週末は雨になるとの予報だったので、

金曜日の昼休みに市立図書館のネット検索で読みたい本を数冊ほど予約。

知の巨人・佐藤優さんが高校1年の夏、ひとりで東欧・ソ連を旅した思い出を鮮明に綴った「十五の夏」上下巻、

ディアトロフ峠の遭難事件の真相究明に迫る「死に山」(映画化もされたので順番待ち50番目という人気作でいつ借りられるか未定)、

その他東欧の刺繍パターンや雑貨を中心に取り上げた可愛いムックや、

ハーブの育て方、使い方など眺めているだけで楽しい本の数々。

 

十五の夏 上

十五の夏 上

 

 

傘の上でパラパラと音をたてる雨に浮かれ、フルトンを挿し、

図書館までの道のりを小声で歌を歌いながら

(歌はなんだっていいんだけど、ワタシは何故かドイツ語の「ラテルネ(ランタン)」

=11月の聖マルティンのお祭りで子供たちがラテルネ(提灯)をかざし歌いながら家々をまわりお菓子や人型クッキーもしくはパンなどをもらう=を口ずさむ)

 

” Laterne,Laterne, Sonne,Mond und Sterne・・・( 提灯ちゃん、おひさまにお月さまとお星様・・・)"

 

ここまで書いているご自分は、良い気分で雨の休日を楽しく過ごしご満悦だが、

はたから見ると、いい年したオバサンが浮かれながら鼻歌交じりで雨の中を歩いていく絵を想像すると、若干怖い。

 

それでも雨は老若男女、お金持ちにも貧乏人のワタシにも分け隔てなく降り注いでくれるので、こんなワタシにもフルトンの傘と図書館本とコンビニスイーツくらいの贅沢は、許されてもいい気がする。

 

 

 

 

 

 

余裕なく年齢を重ねるのは哀しい

一週間の月初処理前半が終わり、少し肩の荷も下りて良い気分で、

さてアーシャの好きな猫様専用スープを買おうと、

近所のスーパーに寄ってみた。

 

ペットコーナーの近くには生活雑貨が陳列され、トイレットペーパーが積まれている。

そこに1人の男性(足腰はしっかりしていそうだが、仕事をしているようには見えない普段着のおじさん)がやってきて、いきなり積んであるトイレットペーパーの一番上からいくつかを掴んでは通路にボンボンと置き始めた。

(随分沢山買うんだな)と見ていた私は、その次の瞬間、目を疑った。

その初老の男性は、通路にいくつかのトイレットペーパーを山積みにしたあと、

下の方に積んであるペーパーを選び出し、通路に置きっぱなしのペーパーには目もくれずにレジに向かった。パートの女性が訝しげに、通路にあったペーパーを戻すのを、後ろを振り返り確認したうえでレジに向かったのだ。明らかにわざとだ。

あのさあ。

ペーパーなんて上から順に取ればいいじゃん。何がどう違うの?

下のペーパーがなにか特別なトイレットペーパーだとでも言いたいのか。

おじさんはそのまま店を出た。

その後階下で食料品を買っていたら、初老のご夫婦がワタシのすぐ後ろに並んだ。

帰宅時間は混み合うので、10分くらい待つこともしばしば。

しかしこのご時世、人手不足もあり、お店の人件費事情もからみ、レジが全部開いていることが少ない。10基あるうちの4開いていれば良い方だ。

長蛇の列のなか、ワタシのうしろのご夫婦のご主人の方がイライラしだす。

突然、慌ただしく通り過ぎていこうとした店長らしき男性に向かって

 

「おい、こっちも開ければいいだろ!!人が待ってるのに、客商売も出来ないのか!」

と怒鳴った。

この時点で深い溜息が出たワタシは、そのご主人に向かって

「どうぞ、お先に」

と順番を譲った。

「ご主人」はササっと、レジ前に荷物を置き、会計を始めさせる。

周りの人間がこちらを見ているのが分かったが、

ワタシは別の人に注視していた。

奥様の方が気になって仕方なかったのだ。

ご主人は遂にワタシにお礼も言わず(不思議なことに順番を譲ったワタシの顔すら見ないで買い物かごをレジ前にドカン!と置いた)、ブツクサ言いながらセルフレジに向かったが、荷物は奥様が持っていった。どうやら財布は俺だから荷物はお前、のようだ。

(お前さんに譲ったんじゃないよ、オトーさん。

お前さんの哀しそうな、細くて弱々しい奥さんに譲ったんだよ!)

と心のなかで呟いてから、少し後悔した。

こんな所でこんな人間を甘やかすんじゃなかった、と。

 

でも、一緒にいるこの奥様はきっとバカ旦那のイライラで気が気じゃなかっただろう。

奥様は小さい背中を丸め、細くなった目でワタシをちら、と見てから

「ありがとうございました・・・」と

消え入るような声で言った。

ワタシは、彼女に口元だけの笑みを浮かべ、その場を離れたが、

なんだかとてもやるせない気持ちになって、

追いかけてそのバカ親父のゴマ塩頭のひとつでも殴ってやりたくなったのだが、

これは自分の置かれた境遇を彼らに投影させたからだな、と分かっていたので

 

(早くあのオヤジが大人しくなって、

(どういう状況が大人しいのかはハッキリとは書けないケド)あの奥様に平穏無事な日々がくればいいなあ)

と小さく祈った。

 

人前で怒鳴る、店の品物を散らかしてそのままにする、

まるで3歳児じゃないか。

何事にも動じない、どっしりとした大樹のような、

あるいは細い儚げなすすきのような柔らかな、

ゆとりを感じさせる年配の方は沢山いるが、

何故か今日は不思議な星まわりで

かように人をイラつかせる余裕のない大人に出会ってしまった。

 

腹立たしいことなどのネガティブなことは書き出したほうがその感情に向き合うことでうまく記憶処理が出来るらしい。

ここに書き留めておく。

 

それにしてももうすぐ元のつく夫といい、

こういう男どもといい、

少しは自分のことみっともないと思って欲しいよ。

 

自分本位で生きてき過ぎだろ、お前ら。

死ぬ一歩手前で気付いても遅すぎるんだよ。

何を勘違いして、暴君のように振る舞っていいと思ってるんだろう?

思えば義理父もそういう人だ。

会社人生で味わった上下関係が、未だに心身共に染み付いてる、

一番哀しい類の人種。

店で待たされると、お茶を出してくれている横でいきなり席を立って帰る、

イライラしている時に、ショッピングモールで清掃員の女性のバケツを蹴り飛ばす、

というのは実際ワタシが見た義理父の本性だった。

 

何がそんなに「不満」なのだろう?

ただ他の人々も普通に生活しているだけなのに。

自分だけの気分の起伏に、他人が合わせてくれて当たり前だと思っているのだとしたら、それはそう思わせた周囲の責任でもある。(先程レジを譲ったワタシのような)

 

だからこそ、ワタシは夫のもとから去ったのだ。

義理父が、

「子供を残して家を出る女なんざ、ろくな母親じゃない!」と

怒り心頭らしい。

その言葉、半年以上オンナと毎週末遊んでたアナタの息子にそのまま返すから。

 

彼らの人生は、狭すぎる心の棚に上げるものが多過ぎて、どんなに棚を作っても荷崩れをおこす。心のバランスが取れてない。

余裕がないって、

つまりそういう事だ。

 

 

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金銭的な余裕は多いと言い難いけど、心の余裕が有りすぎて冷たいデザート。

本日はわらび餅(もどき)。結構好き。お腹いっぱいになり、ふうふう言って食べました