約束までの時間を有意義に過ごすための独り談話室

離婚されるそうなので一人暮らし準備の為の心構えと今までの回想録(メモワール)

庭いじりに向かない魔女の話その①

私は夫に随分とけなされる程、緑の指を持たない、

ガーデニング根性(変な言葉だが、庭いじりとはものすごく根性が要るように思われるのは、土いじりには私の大嫌いな蟲(この漢字はいかにも彼らの混沌具合を表している気がする)共もセットとして付いてくるからで、それは苦行以外の何物でもない)の一切無い、駄目な人間なので(何故庭いじりが出来ないとダメ人間なのかは、夫に聞いて欲しい。

 

私としては、Keine Ahnung,-そんなの知るか!-Das ist egal!!-どうでもいいや!-なのである)

 

「薔薇が好きだ」という割に、私という人間は薔薇を育てたりせず、

ただその姿を眺め香りを楽しむ以上の事をしなかったが故にダメ人間の烙印を押され、

とうとう離婚の憂き目にあいそうだ。(それ以外にもゴマンとある俺様ルールにそろそろついて行けなくなった、というのも理由のひとつだ)

 

そんな緑の指がない私にも、最近育ててみたい植物がある。

 

色とりどりの多肉植物(セダム)を小さい鉢で寄せ植えし、それを部屋のあちこちに飾りたい。

 

Küchenkraut(キッチンハーブ)も味と香りで一挙両得のようで無造作に台所で並べたい。

小さなアルミ缶や、白いポッタリーのカップに植え、トマトソースや魚に使いたい。

 

これらなら私の苦手な蟲共は巣(住 )まないのではないか、と考えてみる。

(巣むかも知れないが、そもそも家になるものが小さすぎるので、彼らお得意の集団で共同生活をする、と言う訳にはいくまい、と楽観している次第)

 

オリーブの木や、オレンジの木なぞも、部屋のなかにあるのを想像しただけで、

もうそこは地中海の少し安いホテルで、でも窓から少し覗ける海はもう碧だか葵だか分からないほどの青い海の、

何も考えなくていい気楽な南欧の風が吹いている。

 

そんな物に気をとられながら、

まだ実現出来ない一人暮らしを自噴勝手に思い描くのだ。

 

ありもしない、オリーブの木になる実を夢見ながら。

 


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