約束までの時間を有意義に過ごすための独り談話室

離婚されるそうなので一人暮らし準備の為の心構えと今までの回想録(メモワール)

それが、ハラスメントだと気付いた

初めは、小さな事だと思った。
だが同時に、何か得体の知れない気持ち悪さと言うか不思議な違和感があったのは、もうずっと憶えている。

新婚生活が始まり、私は友人たちからのお祝いを受けるべく家に招こうとしたら、夫が良い顔をしない。それでいて夫は自分の友人関係には積極的に夫婦で参加しようとする。
子供を夫に預けて美容院に行くといつまでかかるんだ、いくら金を遣ったと嫌みを言われる。自分は毎月キチンと床屋に行く。
一万円以上の買い物は夫に要相談。しかし自分は私と喧嘩した勢いと腹いせで100万以上遣いドイツ車を買った。
自分の家族や同僚の前でも、私を貶める冗談を必ず入れてくる。
私の体調不良は怠け病で、自分の風邪はまるでこの世の終末のような大袈裟な落ち込みっぷりを家族にアピールする。それに無反応でいると決まって次の台詞が矢のように飛んでくる。
「あなたは俺が死にそうになってもきっと助けてくれないよね。」

挙げているだけであまりのくだらなさに眩暈がするが、これが大の男の口から出てくると大概気が萎える。愛なぞしぼんで、すっかり枯れ果てる。

自分に甘く配偶者には鬼の如く、ただ時々何故か優しくなり、また振り出しに戻る。

海外駐在時期に、色々な問題が看過出来ず覚えたてのネット検索をしていた時に偶然モラルハラスメントの記事に行き当たり、半日かけて読んでしまい、後悔し、また、心の底から安堵した。

夫を、心のどこかで愛せないと感じていた。それは自分のせいだと思って、傷ついて、罪悪感すら持っていた。だが、それは私の問題ではなかったんだ。





夫が、問題なのだ。