約束までの時間を有意義に過ごすための独り談話室

離婚されるそうなので一人暮らし準備の為の心構えと今までの回想録(メモワール)

それが、ハラスメントだと気付いた③

知り合った時、夫は表面的な優しさを漂わせた、普通の人だった。恐らく「他人」に対してはそういう彼なりのリスペクトをいつも持ち合わせている。

だが、ひとたび「家族」になった人間には、優しい眼差しなど自分の利益になる時だけしか向けられない。

 

自分の為の新しいレシピの夕飯、自分の為に甲斐甲斐しく動く従順な妻、常にきれいなタオル、常に冷えているビール、常にアイロンのかかったYシャツ、常に磨かれた靴、夫に小言を言われても素直に返事をし、二度と同じ間違いはしない利口な妻・・・どれも皆彼の中の美しいおとぎ話の、完璧な生活だったはずだが、それをぶち壊したのが私という悪妻、らしい。

 

朝は目覚まし代わりに声をかける(起きなければそれは「目覚まし」が悪い)

朝淹れるコーヒーは夫が手洗いに行き、ダイニングに戻るまでの間に用意(淹れ方には手順があり、まずペーパーフィルターにすりきり一杯のコーヒーに沸騰寸前のお湯を湿らせる程度に回し入れ、それが無くなってから並々とお湯を足していく。コーヒーを飲まない私には苦行以外の何物でもなかった)

朝食は食べない人なので、おにぎりを持たせる。(梅干しは却下。)

 

どこぞのタレントだかが奥様に厳しいルールを課していた事が話題になったが、モラルハラスメントでマニピュレーターの夫にはそんなもの日常茶飯事だった。私も専業主婦だったのでそれが当然と受け入れていたが、働くようになってからも強いられる事に疑問を感じ、とうとう修復出来ない溝を作ったが、その溝を懸命に作っていたのは誰あろう当の夫だった。

(今、離婚という話の出ている中で夫は必ず「誰のせいでこうなったの?」と言うが、その度に「あなたのせいでしょ。私を嫌いになったのも彼女を好きなあまり家での態度の悪さで空気を悪くしているのもあなただ。何でも私のせいにしていたけど、ハッキリ言える。あなたの問題だよ。」と言っているが、自己憐憫が強く自己肯定感の異常に強い夫には理解出来ないのだ。もはや、頭がオカシイと言う意味で哀れですらある。)

 

 アイツは常に自分が被害者なんだよね、とは彼の実兄の言葉だ。

血を分けた兄にまでそんなことを言われてしまうこの男に、話し合いなどもはや意味をなさない。

それこそ限りある人生の、貴重な時間の無駄遣いだよね。