約束までの時間を有意義に過ごすための独り談話室

離婚されるそうなので一人暮らし準備の為の心構えと今までの回想録(メモワール)

休日が休日ではなかった専業主婦時代に思いを寄せてみた

また今週も週末が来た。

最近週末になるとモラハラバカ夫は決まって台所の乗っ取りを敢行するので、好きな時間に好きなように料理出来ない。

ヤツのいぬ間にせかせかと作らなければならない事にウンザリし始めたワタシは、今日はもう作らないと決めた。

ワタシが作ったものをさも自分がやったかのように子供たちに給するバカ夫、そしてそのネタでいかにワタシが炊事をやらないかを説く。

自分の浅はかな行為で子供たちがドン引きしていることにも気付かず、食事中えんえんとワタシの悪口を吹き込んでいるのだ。

ヤツは社会的に見れば立派な人間だ(そうだ)。

会社では学がないのに誰よりも努力をして出世街道を歩いて来た(そうだ)。そうして周りからも認めてもらいながら、着実に自分の地位を固めてきたので、今の立場がある。年収は大台にあとちょっと届かない程度だ。

そんな社会人としてはまともなはずの人間が、世間からは隔絶された家の中では平気で自分の妻を格下で仕立て上げ、子供たちに無理やりこじつけたワタシの欠点とやらを刷り込もうと躍起になる。

経済的DV、モラハラ、不貞行為と揃ったカードをワタシが公然と切らせてもらえば、その立場が危うくなるなぞとは微塵も思わないのだろうか?この男が大好きな会社での立場は、申し訳ないが一瞬で崩れるくらいのつながりは、駐在妻であったワタシにはいまだあるのだと知らない訳ではないのだけど。

 

でもこうして堂々と何もしない、というのは実はラクだ。

かつては休日どこかに遊びに行っても必ず家でごはん、だった。

そのためワタシは出かける前から疲れた。

朝、おにぎりなぞ握り外出先のごはんにしたり、

冷凍していた肉や魚を解凍、洗濯をして、外出先の事を調べ・・・

 

子供が小さかった頃、出かける前に言ったことがある。

「ワタシひとりで出かける準備は大変だから、せめて子供たちの準備してくれる?もしくは家中の鍵や電気やガスの締め忘れがないかチェックしてくれる?これでは出かける前に疲れるんだけど・・・」

ヤツはこう言った。

「じゃあ運転してくれる?」

 

すぐに問題のすりかえだ。

 

こちらが大変だと思う事を悪意で上乗せしてくるのが得意なのだからホント始末が悪い。

運転中のマナーも悪い。

運転は基本上手いと思うが、まわりのドライバーに対する悪態がひどい。

女は基本運転が下手(じゃあなんでワタシに運転させようとする?)、あの車はいつか事故起こす、その車は手入れされてない、渋滞にはイライラし舌打ち、飲みのもや食べ物をタイミングよく出さないと文句、子供が愚図るとワタシに文句・・・

帰宅後にごはんの準備をバタバタと一人で回す。

ヤツはさっさとお風呂に入り、TVをつけてすぐにビールを開け、なおかつ、

「何かつまむのナイの?」

ここで少し嫌味を入れた一言で返す。

「帰宅してすぐにご飯つくってるんだから、そんな暇ないよ」

ヤツはわざとらしく溜息をつきながら、

「うちのお袋ならパパっと、なにか出すんだけどなあ」

だったらお袋のメシでも食いに毎日帰れや。

「せめて出かけた時は安くてもいいから外食にしようよ。これじゃあ大変だもん。」

「は?何が大変なの?ご飯作るだけでしょ?」

 

コイツの言うなりで最低3品はオカズを作ると、普通に大変なのだが。決まって続く言葉はこうだ。

「こんなんで大変なんて言ってたら、仕事出来ないよ?

俺が毎日どれだけ頑張ってるか、ホント見せたいけどね。」

 

思うに、本当に懸命に努力をしている人間は、

他の人に「俺、スゲー大変」アピールなぞしない。そもそもそんな余裕はないし、そんなの意味ないのが解っているから。人にマウントする人間は、その程度のものでしかないし、その程度で留まっているからあえて弱い立場にいる人間に圧力で言うなりにしようと斜めの方向に頑張る。言ってしまうと今働きに出ているワタシは、正直仕事のほうが全然ラクだ。家事は、一日中終わりのない仕事で、漠然とした結果しか得られない。仕事はバカ夫やワタシがいなくとも、会社は回る。でも家庭は、ワタシという専業主婦がいなければ回らなかった。

仕事は仕事だけしていればいいじゃん。

仕事の事だけに集中出来る。

時間には仕事から離れられる。

でも主婦は、家庭から離れる時間はない。

いつも「家のことを最優先しろ」という、モラハラ夫の意識のもとで縛られている奴隷なのだ。

 

帰宅後、持っていった水筒やらご飯ののこりを片付けながら、

子供たちをお風呂に促し、ひとりで黙々と夕飯をつくり、子供たちにも食べさせ、後片付け、その後入浴・・・ぐったり。お風呂で泣いた。

あの頃、休日はワタシにとって休日ではなかった。

 

ああ、ホント長い道のりだったんだなあ。

もうそんな息苦しいことしなくていいんだもん。

今は出ていくタイミングではないから我慢しているけど、

あの悪夢のような「お出かけ」から開放されただけでも、せいせいする。

 

また明日、彼女とお出かけですか。

咳こみながらも、そういう楽しみなイベントはキャンセルしないんだから、ホントに馬鹿につける薬なし、だ。