約束までの時間を有意義に過ごすための独り談話室

離婚されるそうなので一人暮らし準備の為の心構えと今までの回想録(メモワール)

額縁の中の想い出は過ぎたものだから美しく見えるのかな

昨日、お題のハロウィーン記事を書いていて、ふと、

 

淋しくなった。

 

その頃の夫は、まだ、表立っては狂っていなかったし、

少なくともワタシ達は互いに協力出来た。

(何故なら海外で不仲だと、それは「死」に近い閉塞感の中で生きなければいけないからだ)

朝早い夫を送り出す、

夜遅い夫を出迎える、

そんな生活をしながら、ワタシは少しずつ専業主婦という名のもとに抑圧を受ける事に違和感をおぼえ、夫は出世と比例しながらプライドで固めたチキンハートを脅かされる前に、立場の弱い者を絶対服従させようと躍起になっていった。

夫婦のことはお互いの責任、かも知れない。

だからといって、妻に自分の主張が通らないからと嫌がらせを続け、不貞行為に走ってもいい、なぞという道理はない。

イリーガルという意味ではなく、アンモラールでの意味だ。

 

穏やかに暮らしていけたあの頃、

ワタシも夫も良い顔をしていた頃、

 

いつまでも暮れない夏の夕べの、優しい涼風も

あたたかいクリスマスのプレゼント選びも、

羊の群れを追いかけるように走ったドライブも、

 

全部どこかに閉まってしまおう。

 

今のワタシには、そんないくつもの想い出のひとつひとつが、

喉の奥につかえたサクランボの種のように、

涙のもとになってしまうので、

今は、ずっと頭の奥にしまい込む。

 

時々そっと取り出して、

こうして書き付けておく。

 

ワタシの中のヨーロッパが、小さくならないように、

大事に大事に、

想いながら。