約束までの時間を有意義に過ごすための独り談話室

離婚されるそうなので一人暮らし準備の為の心構えと今までの回想録(メモワール)

50代の転職その②

知人女性が60歳の大台で、転職に成功した。

前の会社で上司に睨まれ、持ち前の反骨精神がその不公平を許さず、ガンガン上司とやりあった挙げ句、

あからさまに窓際ならぬ「地下部屋」に追い出され(まるでFBIの地下でX-filesに埋もれるモルダー捜査官のようで、ワタシは少し羨ましいとさえ思った)、そこからどんどん第一線を追い出され、とうとう受付に回されたが、20代中心の受付でやることはなく、腹いせにたまった1ヶ月の有休を使い、遊び倒した後に「受付」に戻ってくると、既に自分のロッカーすら無かったので驚いていると、そこには上司が待っていてこう言った。

「やる気はないみたいね。明日からコールセンターに回ってもらうから。」

 

完全なイジメである。

聞けば誰もが知る大企業で、まさかそんな有名企業で絵に書いたようなわかりやすいイジメがあるもんなのか、と耳を疑ったが、その上司の言葉にかぶせ気味に彼女は言い放ったのだ。

 

「明日で辞めます。」

 

その2週間後、彼女は某有名調査機関に無事、転職。

事の流れを聞いていたワタシは、なんというかその決断力と行動力に脱帽。

言うだけのことはある、とはこの事だ。

 

かく言うワタシも既に3回目のパートでの転職。

帰国後はじめての職場は完全に支店長が牛耳る恐怖政治の世界で、これまたバカみたいに不倫が横行していた。

今だから書くが、某有名テーマパーク関連企業で、時給もいいがとにかくシフトがきつい。更に女性の園なのでイジメが多い。加えて社員は頭悪いが態度はデカイ、気に入った女はとにかく楽なシフト、楽な仕事に回すので周りの不満が膿のようにドロドロと足元をすくうような、陰険な職場だった。

次の職場も大変なところで、責任者はいないうえにワタシタチの時給を何故か先輩パートが決めていた恐ろしい職場だった。社員に訴えても知らん顔だ。

変に負けん気の強いワタシは、完璧に仕事を覚えたら辞めようと心に決め、それを1年後に実行した。主任に止められたが、聞く耳は持てなかった。ワタシを含むパート仲間数人は、約1年間を正規の契約通りの時給がもらえなかったばかりでなく、自分たちの自由に有休をとることすら出来なかったのだ。

 

今の職場も、まあ色々微妙ではある。

厭味ったらしい言い方をするなら、この歳の女性を集めて

「さあ、存分に働いてもいいですよ。

もう手のかかるお子さんもいないんだから大丈夫でしょ?

この歳のアナタ方を雇ってあげているのだから、感謝してくださいね!

仕事キツイから時給あげろ?だったらどうすればもっと会社に貢献出来るか考えてくださいね!会社とはそういうものですよ。」

 

といった感情的な労働力を暗に搾取している感は否めない。

ところどころにそういう「感情」に訴える事をやり、

物を売る仕事だからこその同僚同士の格差もつくり、競争させる。

会社ってまあそういうもんだよね、確かに。綺麗事ではない、けども。

 

とはいえ、若い頃はそうでないゆるい業界で生きてきたボウフラのようなワタシには、日本人特有のやたら一体感を求める「愛社精神」なぞ虫唾がはしるのだ。

(更にツッコむと、会社が学校のようなノリのところがワタシのような偏屈でへそ曲がりで世の中斜めに見ている万年思春期のオバサンには非常に窮屈だ。警官や軍人じゃあるまいし、なんでいい大人が制服なんか着て仕事するんだ、バカじゃあないのか?会社毎にある変な号令とか挨拶とかも気持ち悪い!号令で人を動かすなんてそれこそ軍隊だ。それと業務のどこに関連性があるのか?ムダなルールが多い事が仕事の効率を下げているのじゃないのか?そもそも会社の為になぞ働きたくない、自分のご飯の為に働きたいのだ)

もっと言ってしまうと、ひとつの所で仕事をしていると飽きてしまうという超ロクデナシ、要するに仕事なんか大嫌いなバブルの申し子です。

 

だから颯爽と(ホントは見えない部分でだいぶもがいたと思う)かの知人女性が転職したの、なんてサラッと言ってくれると、

 

もうお尻のあたりがムズムズしてくる。

 

離婚して一人になるんだし、そろそろ違う職場探してみようか。

やっぱり空港のそばに引っ越ししようかなあ・・・

 

いい年してまったく落ち着きのない人間だけど、

「転がる石に苔は生えない」

を信条に、

常にアンテナ張っておきたい。

だって会社の為の人生じゃないもん。