北総ロザリオ文芸部

タイトル一新です。離婚(予定)後の自由満喫と今までの回想録(メモワール)

正義感の名を借りるモラハラ二次被害

義理姉から着たメールは、少なからずワタシに毒を盛った。

 

ワタシの現状を知っている彼女は、

とても親切で、思慮深く、利口で優しい。

夫からのモラハラやその後の不貞行為、そして今現在の経済的DVといった一連の流れは既にご存知だ。

彼女の進言もあり、ワタシは義両親に夫の不貞行為とモラハラを暴露したが、

それはことごとく裏目に出て、逆にワタシの至らなさを強調するようになり、

結果、義母の病気とともにワタシは一切の交流を断った。

義理姉は、いつも心配のメールを寄こすのだが、

何故かその最後には必ずこう書いてある。

「子供たちは何故、お母さんがこんな目にあっているのに〇〇君(夫)に何も言わないの?」

 

これこそマニピュレーターの真髄を知らない人の意見でしかない。

普通、両親のどちらかが非道い目にあっていたら人道的な立場から弱い方に加勢するだろう、それが出来ないあなたの子供たちはオカシイと彼女は云いたいのだろうし、実際そう言われた。

夫はマニピュレーターというタイプのモラハラ人間で、本当に狡猾で抜かりなく、あくまで自分の味方を残しながら標的を追い詰めていく。

夫はワタシとまだ関係がこじれる前、問題が表面化する前から、

事あるごとにワタシの家事について子供たちの前で批判した。

「なあ、お母さんの料理って野菜モノが少ないと思わない?」

「お母さんの料理、手が込んでないよね」

「お母さんは掃除が下手だよね」

子供たちと一緒にワタシを追い詰める作戦だったらしい。 

幸い息子達はマトモな人間だったので、あからさまに夫に同調するような事はなく、むしろウザいとかわされがちで、夫は救いを両親に求めた。

マニピュレーターのムカつく所は表面上は普通の人間で、標的以外にはむしろ好人物だから、なかなかそれが家庭の外の人間には伝わらない。

さらにこの手の人間は、権力(社会的立場や金)で弱者である標的を窮地に追い込み、それに付随する人間も巻き込む。まさに子供たちがそれだ。

上の子は大学の費用を出してもらっているが故に、あからさまな反抗はしない。

下の子も同様に私立高に行っているうえ、大学の費用もある。

父親に逆らうと金は出して貰えないという恐怖で、子供を大人しくさせているのだ。

 

ここまで書くと、本当に情けない人間の奥さんになっていたんだ、と

もうタイムマシンで過去にもどって自分を殴ってでも結婚を阻止したいくらい、一生の恥だ。

とは言え、子供の存在まで否定したくないので、ワタシが我慢しながら頃合いをみて家を出れば良いだけなのだ。そうすれば丸く収まり、子供たちも学校に行けるし、ワタシはストレスがなく生活出来る(生活費の問題があるが、婚姻費用をふんだくるくらいの復讐は当然考えている)し、夫の経済力で子供たちも学校を出ることが出来る。その後、反撃に転じても復讐に燃えても遅くはない。

それでも義理姉は聞いてくる。

「子供と一緒に出たほうがいいんじゃないの?可哀想じゃない?」

 

もちろん出来るならそうしたい。

子供たちの学校や、生活の基盤などがすでに出来上がっている以上、

すべてに折り合いをつけての新生活はかなりムズカシイ。

そもそもそんなことしたら子供までもが夫の標的になるじゃないか。

だけど彼女は言ってくる。

「あたしだったら、置いていけないな。」

 

・・・じゃあ、どうしろと?

この人は、同情という親切心のオブラードに包んだ毒を、ワタシに呑ませる事でモラハラの傷をさらにえぐるのだ。

一般的な常識で計り知れない事をするのがモラハラ人間だ。

あの手この手で人を傷つけ、窮地に追い込み、その様を観てほくそ笑む。

そんな悪魔に対し、では義理姉や義理兄は一体、何か策をこうじたのか?

彼らは、驚くべきことに弟にあたる彼に何も言っていないのだ。

ただ、兄は一度何か言ったらしいが、決定的な事ではない。

はじめは家族で取り組むというようなおキレイな事を言っていた義理実家は、

結局、何も助けてはくれなかったし、逆にワタシが悪いことになっているのだ。

 

夫の、陰湿な嫌がらせも暴言も心無い仕打ちも、

それを見なければ、ただのワタシの「虚言」なのだ。事実、義両親はそう信じている。

夫から一旦逃れて反撃に出るためにも、

ワタシは子供たちと離れなければいけないし、

別に子供たちにワタシをかばって欲しいなどとは思わない。

自分で選んで一緒になった人間は、

物騒な言い方をすれば自分で始末をつけるしかないからだ。

(別にコンクリ詰めにして海に沈めたい、とかではなく、調停で決めていきたいという話です) 

表面上の正義を振りかざしながら、

何か具体的な行動や策を練るつもりがなければ、

どんな同情的な言動も、結局はモラハラ被害者を追い詰める剣でしかないのだ。

 

こんな事で人を恨みたくはないし、

疲れたくはないので、

ワタシは、義理姉とのメールを当分の間切ることにした。