北総ロザリオ文芸部

タイトル一新です。離婚(予定)後の自由満喫と今までの回想録(メモワール)

スミレの砂糖漬けが食べたい、春の訪れとともに

昨日の電撃的なニュースでがっかり(?)しながらも興奮していたワタシが、

今朝になってだいぶ冷静さを取り戻したのは、

切り裂きジャックの正体が完全に明らかになった訳ではないからだ。

総ツッコミにあったDNA鑑定にも、被害者のひとりのショールにも、問題があるらしい。

19世紀の殺人鬼の正体に、これだけの反応があるのは皆心の中ではワタシのように、

「正体が知りたい、でも知ってしまったら面白くない!」

という不謹慎な楽しみを持っているからなのだろうか?と疑ってしまうほど、

「そんな鑑定で正体暴いたとか言ってんじゃねえぞコノヤロウ!」的な否定的意見が世界中から集まっているからだ。

ひとまず、切り裂きジャックの正体についてはオアズケ、という結果になったけど、

それでも少しだけホッとしているのは、説明し難い感情である。

 

つまり、なんでも科学的な調査に明らかになるのは、なんだか「ロマンがない」のだ。

 

(殺害された方々には本当に罪はなく、申し訳ない事は重々承知なのだけど、もはや切り裂きジャックは単なるシリアルキラーではなく、ダークヒーローになりつつあるのだ)

 

さて、物騒な話題からまったく関係ないが、

ワタシは最近ものすごく食べたいものがある。

スミレの花の砂糖漬けだ。

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ロンドンの老舗デパート、フォートナム&メイソンのスミレの砂糖漬けを初めて食べたのは、渡英してから2年後だった。

仲の良かった友人が帰国することになり、お土産を買いに行くから一緒に買い物しない?と誘われ、いそいそとついて行った。

F&Mは毎月美しいウィンドウディスプレイで観光客を楽しませてくれるサービス精神旺盛な小規模デパートで、その建物自体がとても素敵で、「That's 欧州百貨店」とも言うべきお店だった。

ワタシは紅茶はトワイニングスかリプトン、ハロゲイトヨークシャー、ティーパレスだったけど、結構皆さんこのF&Mのお茶も購入されていた。

ここでのお目当てはバラの花びらのジャムや鴨のペーストなどだったが、友人と行ったその時にたまたま見つけたスミレの砂糖漬けを衝動買いした。

上の写真は全くの別物だが、装丁はこういう感じだったと思う。

その名の通り、小さなスミレの花をそのまま砂糖漬け(Crystalizedという)にしたもので、どうやらクッキーやケーキの飾りに使われたりするらしい。

帰宅後、お茶を淹れてひとつまみ、そのまま口に放り込んだ。

なんとも言えない、ほのかなスミレの香りに、灰色の空のロンドンにて、春を噛みしめた。

一緒に買ったバラの花びらの砂糖漬けも、数日後には余さず胃の中に収まった。

 

最近になって食べられる花はすべて砂糖漬けに出来ると知った。

卵白を泡立てたものを刷毛で丁寧に塗り、グラニュー糖を振りかけるらしい。

ワタシの好きなバラはもちろん、ライラック沈丁花フリージアなんかでやったら・・・

なんだかファンシー過ぎ、香りキツ過ぎだろうか。

ミモザも可愛いけど、粉っぽい気がして不味そうな気もする。

 

エディブル・フラワーを日本で買ったことがないけど、

お手軽に買えるものなら試してみたいと思う。

何故ならスミレの砂糖漬けは、きっと日本ではひと抱えもある花束が買えるほど高価いと思うので、

ワタシのような者には手が出ない。