北総ロザリオ文芸部

タイトル一新です。離婚(予定)後の自由満喫と今までの回想録(メモワール)

夕焼け同盟(in廻るお寿司)

いいかげん仕事辞めたい・・・

(と言い続けて、ホントどのくらい経っているのかな、と思いつつ振り返るとすでに一年近くは経っている。なかなか実行出来ないのはモチロンこの歳で離婚するからだ。すべてがクリアにならないと落ち着いて転職が出来ない不器用なワタシ・・・複数タスクを同時進行でこなせないタダのおばさんです・・・)

 

月初は息が出来ない感覚に陥るほど、目が回る忙しさ。

なんで単なるパートがこんなに忙しくて、社歴30年のオジサンが定時であがれるんだろうね〜?この会社!!

モチロン窓際族(懐かしい)だからだが、窓際でもワタシタチの5倍は給与が出ていて当然見合った賞与も出る。仕事してない、就業時間中はPCでゲームしたりネットニュース見たりして暇潰してる人に払えるお金があるのにワタシタチの給与は雀の涙・・・なんか世の中オカシイでしょ!!!

 

イライラはまだある。

早く調停終わらせて自由の身になりたい!!

「浮気は離婚の理由になりますが、モラハラは実態が見えない以上、性格なので離婚理由の中では曖昧な位置になり、リンカさんの思うような結果にはならないかも知れません。」

調停員さんはこういうけれど、

わたしはただ、婚姻費用を請求しただけなのに、話を混ぜっ返し、

嘘や虚言の答弁や親権争いなぞと、余計面倒なことにしたのはあのバカ夫であって、

こうして経済弱者のワタシの望むこととはことごとく逆方向に向いている事からして「ワタシの思うような結果」なぞは初めからこの世に存在しないのだ。

今回の調停でワタシは嫌というほど、

世の中は強者、もしくはモラハラ加害者の裁かれない歪んだ世の中になっている事を知らされた。

ジェンダーでくくられた立場の決めつけ、賃金、いわれのない差別。

 

バカ夫とその父親から受けた傷は、なかなか消えず、

いつまでも自信のないワタシの気持ちをしめつける。

 

 

そんな風にウジウジとしながら激務の月初を終えたところに、

息子から「期末試験終わった」との連絡があり、

じゃあ、ご飯でも食べに行っちゃおう!!と無理矢理に自分を盛り上げようとする。

 

上の子は就活、下は大学受験とこちらも忙しい。

なんか、スミマセン。人生の節目にかかる時期の両親の離婚。

自分の状況を理解出来ない歳ではないだけでも、いいのかも。

 

下の子の親権でお父さんと揉めてるんだよね、と話すと

上の子は

「じゃあ俺が取ればいいんじゃね?コイツの親権なんかいらねえけど笑」

 

残念でした。親権は文字通り親しか取れないのです。

後見人にはなれるんだけどね〜。学生じゃ無理か。

でもワタシが困っている事を知り、そんな提案までしてくれる優しさが嬉しかった。

 

廻るお寿司を囲む中、ふと口に出てきたのが、

「おとといの夕焼け、見た?」

 

息子達は口々に、

「見た!俺ちょうどバイト中でたまたま外レジに行ったら、すごかったね」

「イギリスにいた頃、夏はよくあんな夕焼け空見たよね」

「友達がみんなTwitterにあげてた」

「キレイだったね」

「ヴァニラスカイだよね」

「関東だけだったらしい」

 

そうか。

二人共見てたんだ。

アーシャと一緒に、ピンクに染まる雲と徐々に黄金色に変わっていく夕焼けを見ながら、

息子たちが見ていればいいなあ、と思っていた。見ていたんだ。

 

そう思うと、なんか勝手に泣けてきてしまい、お腹がいっぱいになる前に胸がいっぱいになってしまった。

 

いつもはデザートなど食べない上の子も一緒にパフェを食べて、

なんとなく2時間もいついてしまった。

 

 

帰り際、普段は寡黙で何も言わない上の子が

「何かあったらちゃんと連絡するから」

と行って、手を振った。

 

すでに成人している息子の後ろ姿に手を振りながら、

彼なりに精一杯、母親に心配をかけないように頑張っている。

つい半年前までは頼りなかった息子が、

なんだか少しお兄さんに見えて、

ホッとしたような、寂しいような、

でも嬉しい、

 

奇妙な満足感がワタシを満たしたのだ。

 

 

 

 

そんな事くらいで仕事やバカ夫のイライラや心のザラつきが一気になくなる。

子供の力は偉大だ。

子供って、いつまでも子供じゃないんだなあ。

それでも、いつまでも可愛い存在でいてくれる、全く別人格の、ワタシの分身。

 

きっとまたいつか、欧州に居た時のような桃色と水色から金色に変わる夕焼けを見て、

いつまでも息子達を想うことになるんだ。