北総ロザリオ文芸部

タイトル一新です。離婚(予定)後の自由満喫と今までの回想録(メモワール)

【北総物語】廃病院 / 雄蛇ヶ池【ほんのり怖い話】

弟の友人から聞いた話ですが、

廃病院のほうは場所を特定しないようにボカシています。

(現在、その地区は新しい鉄道が敷かれ、再開発地区として目覚ましく発展中)

 

弟の友人K が中学生の頃、部活の先輩たちが数人集まって隣町の廃病院に真夏の夜の肝試しに出かけた。

そこは市境で、私達がその場所を後日確認した際には倉庫街を抜けてポツンと建っている。

夜になり、国道そばの橋のたもとに集合して自転車を病院入り口に置き、

懐中電灯を持って中に入った。

先輩たちは数人で固まりながら1階、2階と進むが、

思っていたほどの衝撃的な展開はなく、中もキレイに整頓されていたため、

ただの「見学」状態だった。

 

とうとう最上階も探検が終わり、さて帰るかというまさにその瞬間、

 

「ふうううううううううう」

 

と大きな風のような声のようなものが院内に響き渡ると、

もう誰もが脱兎の如く階下へ走り出した。

その中の一人が恐怖にこわばり、足をとられて1階の廊下で転んでしまったが、

友人達に助けられながら皆、なんとか病院の外に脱出し、

自転車で明るい国道に向かうと一番近くのファミレスに直行した。

 

扉で出迎えたウエイトレスさんは、

彼らを見てものすごい形相でこう言った。

 

「救急車、呼びますか?!」

 

彼らはキョトンとして顔を見合わした、とその時、

一人の友人のTシャツにギョッとした。

廊下で転んだ友人のTシャツが、ドス黒い血がべったりとくっついていたそうだ。

そこから通報され、先輩たちは警察、病院、家族と様々に頭を下げる羽目になり、

散々な肝試しになった。

 

余談だけど、その話を聞いたすぐ後にワタシは弟と車で現場を通りかかったが、

日中に見るそれは別段なんの不思議もない廃病院だったし、周辺には民家もあったが、数年も経つと取り壊されて、現在は民家も立ち退き、某鉄道がその真上を走っている。

 

この話をしてくれたKは、自分でも相当な恐怖体験をしている。

Kは同じ専門学校仲間の友人達3人で車で千葉県の有名な心霊スポット、

「雄蛇が池」に向かった。

真夜中で、あたりは街頭もなく本当に真っ暗だそう。

Kと友人たちは近くの道に車を止めて、ヤブをすすんで池を目指したが、不思議に事に真っ暗なヤブの中に何故か池だけがハッキリ見える。

近くまで行くと正体が判り、3人は急いでヤブを逆戻りした。

池の上にいくつもの火の玉が飛んでいたそうだ。

逃げるKの足を掴んだモノがいた。人の手だった。

夢中で振り払い、必死で車に乗り込むと皆一言も口を聞かずに街まで走ったという。

 

Kはその後、地元を離れた。現在は都内にいるらしい。

弟の話によると、Kと一緒に池に行ったうちの一人が少し変な事を言っていたそうだ。

Kともうひとりは車を運転していたのはG君というクラスメイトだという共通の記憶だったが、G君は「行った記憶がない」と言った。

それどころか、当日は彼女と一緒にいたとまで言い出した。

 

どちらが嘘で本当なのかは、知らない。

 

 

 

肝試しというものを最近はやるのかしら、と思い

以前聞いた話を書いてみました。

 

雄蛇が池に関しては北総ではないけれど、千葉県では心霊スポットとして有名なのでボカす必要はないかな、と思いそのまま記載しました。

釣り場でも有名ですね。